歌野晶午おすすめ本『葉桜の季節に君を想うということ』

こんにちは!Kurominです。

今回は小説家の歌野晶午さんのおすすめ本を紹介します。

私は普段からミステリー小説が大好きでよく読んでいるのですが、

その中でも歌野晶午さんは、おすすめの小説家さんの一人です。

歌野晶午さんの紹介

“1961年、千葉県生まれ。日本の小説家、推理作家。本名は歌野 博史。主に本格推理小説を発表している。東京農工大学農学部卒業

1988年に『長い家の殺人』でデビュー。『白い家の殺人』『動く家の殺人』の家シリーズなどの名探偵・信濃譲二の活躍を描くシリーズと、『ガラス張りの誘拐』『死体を買う男』などのノンシリーズものの執筆を行う。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をダブル受賞。10 年には『密室殺人ゲーム2.0』で再び本格ミステリ大賞の受賞を果たした。他の著書に『絶望ノート』『春から夏、やがて冬』『密室殺人ゲーム・マニアックス』など。”

引用:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

代表作品

  • 死体を買う男(1991年5月)
  • 密室殺人シリーズ
  • 舞田ひとみシリーズ
  • ずっとあなたが好きでした(2014年10月)
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは(2016年11月)
  • 首切り島の一夜(2022年9月)

おすすめ作品は?

『葉桜の季節に君を想うということ』

この作品は数々の賞を受賞されてます。

『このミステリーがすごい』『本格ミステリベスト10』

『日本推理作家協会賞受賞』『本格ミステリ大賞受賞』

私はこの作品は題名から大好きです。

2022年6月に表紙のデザインが当初のものと全く一変されて文庫本で新たに発行されています。

あらすじ

主人公は元私立探偵の成瀬将虎で同じフィットネスクラブに通う、久高愛子に祖父の死が事故ではなく、殺人の疑いがあり解明してほしいと、悪質な霊感商法の調査を依頼された。

事件の解明と自殺を図ろうとした麻宮さくらとの運命の出会いは果たしてどのように展開するのか…

感想

主人公の生き方も破天荒で登場人物との関わり方や馴れ初めが色々あり面白いです。

過去の数々の出来事から元探偵の血が騒ぎ、意地でも解明してやるという強い意思が込められていました。

ストーリーが進むにつれて主人公の過去からの伏線回収まで、多々の人間関係がもたらした自身の思いのまま各々が行動したことが、こんなにも複雑で間違えた方向に行ってしまい、過ちを犯すことになるのかとつくづく思い知らされました。

題名との兼ね合いに心打たれます。

何度も読みたくなる作品です。

是非読んでみて下さい。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)